スクールライフ
演劇部
“引き継いでくれる”新入部員を求めます!-2019年度演劇部活動報告48ー

 今週末、11月9日(土)に本校の第2回一日体験入学があります。演劇部については、部活動見学などはありませんが、その代わりに来年度入部する“未来の演劇部員”に向けて、メッセージを送りたいと思います。

 現在、本校演劇部員は2年生1人・1年生2人の計3人です。また今年も、「存続の危機」です。ただ、部員が少ないのは、決して現在の部員が不真面目に活動しているからではありません。9月以降は土・日を除く毎日、授業の関係で午後4時半過ぎからの活動になりますが、そこから生徒完全下校時刻の午後7時(去年までは、午後8時)まで、みっちりやっています。10月からは毎週土・日、午前9時から午後5時までの練習が加わります。別に毎日だらだら練習しているわけではなく、いついつまでは台本読み、いついつからは半立ち、いついつからは立ち稽古、そして2学期中間試験以降は通し稽古と反省の繰り返し、というように、毎年の経験に従って計画を立て、顧問の承認のもとに行っています。スタッフの装置・小道具作りなども、時おり「裏方会議」なるものを開いて、計画的にやってますよ。もちろん部員の調子がよく、その日に仕上げるべき目標が早く達成できた場合は、予定より早く部活を切り上げることもありますし(衣装とか小物を買いに行くため早く終わることもあります)、昔と違って現在の生徒完全下校時刻が決まってからは、1度も活動時間延長の申請をしたり、無断で完全下校時刻以降まで残っていたり、ということはありません。

 とにかく演劇は繰り返しの練習と、仲間との連携が必要です。だから毎日少しずつでも皆で練習することが大事なのでそうしているのですが、どうもこういう「毎日継続的にやり続ける」というやり方が、一般生徒には受け入れられないようですね。不真面目にだらだら活動した方が、却って部員が集まるのかもしれない。ただし、それでは決して目に見える結果を出すことはできないし、地区大会<県東部大会>出場や、中部公演への参加もできなくなると思います(ちなみに本校演劇部は、少人数ながら2008年以降県東部大会出場辞退はなく、その間に県大会に1回出場、県中部高校演劇合同公演に7年連続出場、県東部高校演劇合同フェスティバルに3年間全て出場、三島市民演劇祭に3回出場しています。全て顧問の企画ですが、その顧問の企画に先輩部員たちが応えたことが、この結果に繋がっています)。

 来年度の新入部員に望むことは、こういう頑張ってきた先輩の後を“引き継いで”ほしいということです。最近の生徒は、先輩たちがやってきたことを見下したり、またはそれに無関心で、すぐ自分のやり方、自分の都合を優先させるところがあると思います。でも、人数が少ない、11年連続で県大会に出場できないなどということだけを見て、本校演劇部には何も引き継ぐところがないと、決めつけないでください。そういう生徒に限って、何もやらないし、何もできないことが多い。本校演劇部には「伝統」などという偉そうなものはありません。本校演劇部がやってきたことは、ただ、どこの演劇部でも最低限やっていることばかりです。少なくともそれだけのことは、後輩たちも継承していってください。そのうえで、先輩たちのレヴェルを更に越えることをやってください。ただし、簡単に越えられるものではありません。装置や小道具の作り方については、何代か前のスタッフの生徒たちがボロボロだったので、現在の3年生・2年生部員は新たに自分で調べて研究しました。韮高や三南に比べればレヴェルは低いのかもしれないけど、でも現在の先輩たちだってここまでのレヴェルには持ってきたんですよ!それを無視しないでください。また、現在の先輩たちにはできないけど、それより昔の先輩たちにはできたこともあります。そういうノウハウは、顧問が引き継いでいたり、または部室にある「演出について」とか、「音響・照明について」とか、「装置について」とかについての本を読んだり(そういう本は、顧問が可能な限り買い集めています)、または装置・小道具などについては幾つか装置置き場に残っているものもあるから、それらを見て、学んでください。とにかく先輩たちが培ってきた成果を肯定的に理解し、引き継いでくれる後輩を求めます。まぁ、こんなことを言うと引いてしまうかもしれないけど、大丈夫です。桐陽高校演劇部は「その気」のある部員は受け入れます。下手でも一生懸命練習する部員、そして先輩たちに追いつこうと頑張る部員、を求めています。